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二つ星の料理人

「二ツ星の料理人」予告編 - YouTube

 

見てきました。

ネタバレ満載。

映画の感想に関してはネタバレ全開で行くつもりです。

 

パリで若くして、二つ星を取って天狗になったアダム(ブラッドリー・クーパー)。ジャンキーでアル中、借金まみれでアメリカへ。このへんのことはあまり深く語られません。

 

自分への禊として選んだのが、、、、

牡蠣の殻剥き。

その数なんと100万個。禊を達成し、パリではなく昔の同僚のいるロンドンへ。

薬を断ち、酒を断ち、女も断ち。(ここでつまらんと思ったブラッドリーファンは手を挙げて。大丈夫です。安心して下さい)

ミシュランの三ツ星を目指して、新しいレストランを開きます。

 

でも100万個の牡蠣を剥くだけの時間は料理の世界にも流れていて、彼の手法は古いものになってしまっている。

そんな中、新しく雇ったシエナ・ミラー演じるヒロイン、エレーヌの力も借りてだんだんレストランが軌道に乗っていく。

そして2人は段々いい感じになってきて。ヒラメまみれのなか、キスをします。

でも借金取りにはずっと狙われていてボコボコにされたりする訳です。

 

そして訪れるミシュランの覆面調査員。

○必ず2人組

○決まった時間に現れる。30分前、1人がウェイティングバーに、遅れてもう一人が現れる。

○1人はア・ラ・カルトを、1人はコースを注文する。

○そっとフォークを床に置く。

ってそんなわかりやすいことあるかーーーーい!と突っ込みたくなること請け合い。

 

でもそのままの客が来て。周りに当り散らし、プレッシャーをかけまくりながら、渾身の料理を出すわけですが、ここで以前のアダムの振る舞いを根に持っていた兄弟子ミシェルの裏切りにより、料理を突き返されてしまい絶望する。

 

荒れに荒れるアダム。ブラッドリー、こういう役、本当にお上手です。

それを助けてくれるのは、つい最近までいがみ合っていた昔の仲間リース、酔いつぶれて目覚めた朝にオムレツを作ってくれて色々な話をします。映画の中で、フライパンはもう古い。と言われるセリフがあるのだけど、このオムレツを作るためのフライパンがとにかく効果的に、普遍的なものがある事を意味している気がしました。それは友情と愛情で。

 

店を開くのに力を貸してくれた給仕のトニー。彼は静かにアダムのことを愛していて、それ故見捨てることが出来なくて、アダムも彼の自分に抱く感情に気付いていて。でも、答えることは出来なくて。最初、トニーがアダムのいない部屋に忍び込んで、荷物を漁ったり、Tシャツの匂いを嗅いだりするの、酒や薬をやっていないかのチェックだと思ってたのだけど、今思えば、この秘めた愛情を隠す伏線でしたね。シャワーを浴びるアダムを見ないようにする姿がとっても切なくて。トニーが一番辛いよ。これ。

 

物語は急転し、実はアダムが荒れる原因となった覆面調査員はただの客であったことも判明し、まだチャンスが残されているとわかります。それを伝えたトニーにアダムはキスを。精一杯の感謝・愛情表現なんだけど、トニーからしたらこれ生殺しだよ。しかも、エレーヌの前だし。

 

借金の問題も方がつき、色んな人の支えに感謝しながら料理を続けるアダム。

そしてまた覆面調査員と思われる客が来たが、前回のように慌てることもなく。いつも通りの料理を作るアダムの絵で物語は終わります。

 

 

1時間41分。とにかくまとまりが良くて、大好きな映画となりました。

出てくる料理が全部美味しそう。

ちょっと何か見たいなぁ。疲れるのは嫌だなぁ。って時にお勧めです。

結論は出ないけど、その含みがまた良い。